マンスリーマンションを利用するメリット・デメリットとは？

1か月単位でレンタルできるマンスリーマンションはどのようなシーンで役立つのか分からず、自分には縁がないと思っている方も多いのではないでしょうか。ただ、利用するポイントによってはさまざまなメリットをもたらしてくれます。今回はマンスリーメンションを利用するメリットやデメリットを解説します。

マンスリーマンションを利用するメリット

短い期間や決められた期間利用する際におすすめなのがマンスリーマンションです。1か月や2か月など期間を限定して利用することで、安く暮らせる傾向があります。

一般的に、物件は敷金や礼金、保険料、仲介手数料など、家賃以外にもさまざまな料金を支払わなくてはいけません。その点、マンスリーマンションは賃料にすべての料金が含まれているため、半年程度ならお得に暮らせるケースが多いのです。

ガスや電気、水道といった公共料金も金額が決まっていたり家賃に含まれていたりして、自分で手続きする必要もありません。また、家具家電が付いている物件が多く、引っ越す際には自分の服や身の回りのものだけ持ち込めばよいのです。必要なものだけ準備しましょう。

セキュリティ面も安心

マンスリーマンションは短期間借りるのに向いているという特性から、入居者の入れ替わりがほかの賃貸物件に比べて多くなっています。そのため、セキュリティ面が強化されています。

入り口にはオートロックや防犯カメラが備え付けられていて、マンションによっては部屋の入り口もナンバーロックが採用されていることも。そのほかに、インターフォンにはモニターが付いていて誰が来たのか映像で確認できるようになっています。

よほど古いマンスリーマンションでなければ、セキュリティ面の装備が整っていて女性が単身で入居する際も安心して利用できます。

審査の手続きも簡単

アパートやマンションに入居する際には審査を行います。収入と家賃のバランスを見て、貸し出ししてもよいか判断されるのですが、マンスリーマンションは短期間の入居になるため審査はあまり厳しくありません。

身分証明書と前もって振り込む分の家賃があれば入居できるというところも多くなっています。審査にかかる時間もその分短くなり、スピーディーな入居につながります。

マンスリーマンションを利用するデメリット

マンスリーマンションの家賃にはさまざまな料金が含まれていて、1か月あたりの家賃は割高になっています。長期間入居するのには向いていません。また、ガスや電気、インターネットなどは自分で自由に契約できないことも。決められた期間のみ利用する場所と割り切ることが大切です。

物件に制約が多い

マンスリーマンションの内見を希望しても、入居者がいる場合断られてしまいます。住む期間が決まっている以上、空きがない物件は自分の目で確認できません。不動産会社または管理会社に依頼して、マンションの中が映っている写真や動画をできるだけ多く見せてもらいましょう。

仮に長期間利用することになっても、住民票が移せなかったり家具の配置を自由に変更できなかったりします。住む自治体や勤務する会社によって利用できない公的なサービスがあるかもしれないため、事前に確認しておくことをおすすめします。郵便物の転送は可能です。

住民トラブルに注意

マンスリーマンションに限ったことではありませんが、住民トラブルには注意が必要です。とくに、マンスリーマンションの場合入居審査が厳しくない点や決まった期間しか住まないということで、入居する人の生活スタイルが非常に多様であることが予想されます。

好き勝手過ごす人や生活の文化が違う外国人が住んでいると、思わぬ住民トラブルが発生する可能性があります。手軽に住める分、ある程度のリスクを考慮しなくてはいけません。

マンスリーマンションの利用はどんな人におすすめ？

マンスリーマンションは、出張や期間が決まっている単身赴任など、仕事で特定期間だけ別の地域に住む必要がある人におすすめです。ホテルよりは出入り自由であり、料理や洗濯も自分のペースで行えます。マンションやアパートだと短期間で引っ越す場合違約金が発生することもあるため、無駄なお金を支払わないようにすることが重要です。

ほかにも、就職や試験の関係で1か月以上住む家を探している人や、家を建てるまたはリフォームする関係で仮の住まいを探している人にもぴったりでしょう。引っ越す時期と入居する時期がずれてしまった場合にも便利です。基本は1か月単位の契約になるため、期間が1週間など短い場合はウイークリーマンション、1か月以上半年未満と中期の場合はマンスリーマンションを利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

マンスリーマンションを利用するメリットとデメリットを紹介しました。1か月単位の賃料で見ると通常のアパートやマンションに比べて割高ですが、各種公共料金の手続きが不要、家具家電が備え付けられているなど、便利な点もたくさんあります。決められた期間決められた土地で仕事や生活をしなければならないという人は、ぜひ利用を検討してください。