マンスリーマンションの選び方のポイントについて解説！

1か月単位で契約を結ぶマンスリーマンションは、家賃に必要経費が含まれているのが一般的です。光熱費も月ごとの支払いになるケースが多く、さらに備え付けの家具・家電があって短期の出張や家の住み替えなどのタイミングで住むのに非常に便利です。そこで、今回はマンスリーマンションを選ぶ際のポイントについて解説します。

マンスリーマンションの選び方のポイント

マンスリーマンションにはさまざまな種類があります。基本的には住む地域で選ぶかと思いますが、ほかにも選び方のポイントがあるのです。

賃貸物件なら立地だけでなく間取りや部屋の雰囲気、備え付けの設備などで決めていきますが、マンスリーマンションの場合住む期間が決まっています。そのため、住む場所として便利かどうかが重要です。

家具や家電などは備え付けになっているため、自分のものを持ち込む必要はありません。着替えや生活・仕事に使うものだけ持っていけばよいのです。言い換えると、インテリアにこだわることができないということです。

つまり、住む環境を快適にする工夫が自分でできないので、出張や旅行、引越しなど、使う目的にマッチしている場所にあるかで選ぶことをおすすめします。

予算で選ぶことも重要

マンスリーマンションは1か月～半年など決まった期間だけ住むところです。賃貸から賃貸に引っ越す場合と違い、敷金や礼金、仲介手数料などはかからないことが多いです。住む期間を自分で自由に決められるのでとてもお得に見えるかもしれませんが、1か月あたりの賃料は同じ規模のマンションに比べて割高に設定されています。

さらに、基本的には入居する際にすべての料金をまとめて支払うことになっています。そのため、一度にまとまったお金が必要になるのです。自分が支払える予算をはっきりさせて、その範囲で住めるところを探してください。

マンスリーマンションの部屋探しから入居までの流れ

マンスリーマンションに入居するまでの流れを紹介します。まずは住みたいマンスリーマンションを探し、それを取り扱っている不動産会社や管理会社に連絡します。物件が空いていれば利用したい期間を伝え、入居の手続きスタートです。

契約書を書いたりマンションについての説明を受けたりする点は通常の賃貸物件を借りるときと同じなのですが、入居審査は行いません。これがマンスリーマンションの特徴の1つです。契約書という名目になっているケースもありますが、申込書といったほうがイメージしやすくなるかもしれません。

申し込みにはマイナンバーカードや運転免許証、パスポートなど、顔写真つきの本人確認書類が必要です。自分の情報にほかに緊急時の連絡先を聞かれることがあるので、連絡がつきやすい番号を記入してください。利用する料金の総額を支払い、鍵を受け取って入居に進みます。

対面せずやり取りすることも

マンスリーマンションを取り扱っている会社によっては、申込書をメールやFAXでやり取りすることもあります。鍵の受け渡しも郵送だったりそもそもナンバーロックだったりと、不動産会社の人と顔を合わせないケースも少なくありません。

マンスリーマンションに住む際に注意するべきポイント

注意点として、内見に対応していないマンスリーマンションが多くなっています。住む期間が決まっていて空きを作らないよう工夫しているため、自分が住む直前まで前の住人が住んでいることも考えられます。内見できない分部屋のイメージが掴みにくくなってしまうでしょう。

決められた期間だけ利用するといっても、あまりに不便な点が多いとストレスを感じてしまいます。不動産会社から詳しい情報をもらったり写真や動画を見せてもらったりして、部屋の様子を把握しておくことをおすすめします。

設備や周りの状況を確認

利用するマンスリーマンションによっては、賃料に含まれているものが異なるケースが存在します。契約時に内容をよく確認し、自分の希望にあっているかどうか確認してください。

自分が当たり前に使っている家具・家電がマンスリーマンションに備え付けられていない可能性があります。住み始めてから慌てることがないように、そろっているものをきちんと把握して持っていくものをはっきりさせておきましょう。

また、立地は重要ですが周囲の環境もチェックしておく必要があります。スーパーやコンビニなど買い物できる施設の有無、治安の良し悪しなど、短期間でも重視すべきポイントはたくさんあるでしょう。希望の部屋を見つけるために、スケジュールにはゆとりを持ってマンスリーマンションを探してください。

まとめ

マンスリーマンションの選び方について解説しました。マンスリーマンションはさまざまな特徴がありますが、上手に活用しなければ余計な出費につながってしまうかもしれません。半年程度の利用だとマンスリーマンションがお得なケースが多いので、事前に賃料や備え付けの設備をきちんと確認してください。

好条件のマンスリーマンションを探すために、ギリギリのスケジュールを組まず入居する1か月ほど前から探し始めることをおすすめします。